koogawa blog

iOS、Android、foursquareに関する話題

個人アプリ開発日誌:AppTrackingTransparency対応した

重い腰を上げて AppTrackingTransparency 対応しました。

developer.apple.com

私のアプリは未だにフル Objective-C で書かれています。あんまりいないと思いますが、ATT対応を Objective-C でやる場合のメモを残しておきます。

まず、

  • AdSupport.framework
  • AppTrackingTransparency.framework

を追加して、ソースコード

#import <AppTrackingTransparency/AppTrackingTransparency.h>
#import <AdSupport/AdSupport.h>

を追記します。

次に、IDFA許可ダイアログを表示したいタイミングで次のコードを実行します。

[ATTrackingManager requestTrackingAuthorizationWithCompletionHandler:^(ATTrackingManagerAuthorizationStatus status) {
    // 許可してくれたかどうかが返ってくる;
  }];

ダイアログに表示したい文言は Info.plist の NSUserTrackingUsageDescription に記載します。AppTracking はユーザー側にあまりメリットはないですし、IDFA の許可リクエストもほとんど許可してくれないと思うので、「よくわからない場合は許可しなくて大丈夫です」の文言を追加しておきました。

これで完了です。

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Swift と違って、行末に ; が必要なのでご注意ください。

計測について

仕事としてアプリ開発する場合は、IDFAの許諾率等を計測するべきだと思いますが、個人開発のアプリぐらいはあまり数値を気にせずやりたいので、今回の許諾率も計測してません。

ちなみに、普段見ているのはダウンロード数ぐらいで、アクティブユーザ数も把握していません。使いたいときに使って頂いて、不要なときまで無理して使ってほしくない、ぐらいのポリシーでやってます。

申請結果

日曜日の昼に申請して、日付が変わる頃に審査が通りました。最近だと土日も普通にレビューやってるみたいですね。