昨日は横浜iPhone勉強会に参加してきました。
https://atnd.org/events/65320atnd.org
今回はあっという間に発表枠が埋まるという盛況ぶりでした。よって、前回・前々回に引き続き3回連続で発表することはできませんでしたが、次回はぜひ発表者側にまわりたいと思います(^o^)丿
以下、発表内容の簡単なメモになります。(間違い等あればご指摘ください)
Swift のお話
@thousandnights さんによる発表。将棋のアルゴリズムをSwiftで書かれた話がとても興味深かったです(その名も将棋盤Kit!)。途中、日本語変数名をどうつけるか?の議論がとても盛り上がりました。デモ中にいつの間にか「王」の駒が取られるというハプニングもw
サンプルソースはこちらからダウンロードできるそうです。 http://electricwoods.com/download/kiban2.zip
Cocoa Poderと賢者の宝石
@niwatako さんによる発表。図式がとてもわかりやすく、丁寧な発表でした。
- ニワトリとタコクラゲで「ニワタコ」(知らなかった!)
- タコクラゲの生体について
- CocoaPodsによる悩み
- メンバ間で使ってるバージョンが違う、等
- CocoaPodsはRubyのgemとして提供される
- 殆どの人はMac標準のRubyを使ってる
- 普通にgemでcocoapod入れるとシステムグローバルにCocoaPodsが入ってしまう
- そこで、プロジェクトごとにRubyのバージョンを変えれるようにしたった!というお話
- ついでにbundle exec叩かなくても良いようにした
OpenCV 3.0 について
@shu223 さんによる発表。Core Image、vImage、GPUImageが使えるようになった今、OpenCVの良さについて改めて考えさせられる発表でした。
- OpenCVの思い出(Core Imageがまだ無かった頃の話)
- 今となってはCore Image、vimage、GPUImageも使えるようになった
- OpenCVが忘れられてきている…
- 2015年には3.0が出るし、OpenCVあついよ!というお話
2tch の審査の裏話+Swiftの話
@sonson_twit さんによる発表。アプリが20回以上リジェクトされた話など、貴重な話を聴くことができました。OAuthの認証をローカル or Safariどちらでやるべきか?という議論も盛り上がりましたね。
- 審査が20回以上リジェクトされた話
- 基本Hなのはいけない
- レビュアーから電話がかかってきて口頭で具体的な指摘をされた(日本語でokだった)
- 1つ直して再審査に出すとまた新しい指摘が来てリジェクトされる
- じゃあ、どんなものがダメなのかリストでくれって言うと、そんなものはないって言われる
- さらにAdMobからもリジェクトされてしまった
- reddift
ちなみに、私もAdmobからリジェクトされた経験があります。ある日突然リジェクトされ、理由については一切教えてもらえませんでした。ただ、「まりも」を育てるだけの平和なアプリなのですが、何がいけなかったんでしょうか。。。
https://itunes.apple.com/jp/app/2tch/id305982914?mt=8&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
Realm のお話
@kitasuke さんによる発表。最初に最近kitasukeさんが公開されたUIライブラリ「PagingMenuController」の紹介がありました。
Swiftの勉強用に作られたそうなのですが、とてもよい感じでした。スマートニュース風のUIが簡単に実現できるようです。
- Realm Swiftがリリースされました
- Swift bridge と Objective-Cの違いは?
- JSON受け取ってSwiftでゴニョゴニョする方法
- Realmでnilを入れるにはどうする?
Introducing @import Framework
@dealforest さんによる発表。Xcode 6.3から使えるようになった@import Frameworkについて紹介されていました。
- (lldb) p @import Foundation のように使える
- これはマジで便利
- Framework 内で定義された定数や Enum を参照できる
- 関数定義から実行時に暗黙的にキャストしてくれる
- 一度 @import すると再起動するまで有効
- つまり、Runするたびに毎回実行しないといけない
- これをどうにかした話
- Tunaの紹介
Repliaの紹介
最後に @hirobe さんより、「Replia」の紹介がありました。RepliaはPhotoshopのデザインを Objective-C/Swift/Storyboard のソースコードを作成してくれる。すごいアプリです。
ちょうど勉強会の前日に審査が通ったとのことで、早ければ来週にはリリースされるようです。
◆
今回も非常に内容が濃い勉強会になりました。そして、Swiftの内容を含む発表が確実に増えてきているなー、と感じます。
あと、発表内容とは関係ないのですが、今回の勉強会にはWWDC 2015の抽選は外れたけどサンフランシスコには行く!*1という熱心な方が複数おられまして、自分も見習わないとなーと思いました。
noriさんの下記ツイートも印象的でした。
18万円引きでSFいったり、Xcode 5.6があったり時空が歪んでいる #yidev
— nori (@nolili) 2015年5月16日
次回のyidevが開催される頃にはWWDC 2015も開催されていると思いますので、どんな内容になるか楽しみですね!