昨日は赤坂にて開催された potatotips #29 (iOS/Android開発Tips共有会) に参加してきました。主催は bitFlyer さんです。
会場は水槽や植物などもあるオシャレなスペースでした。
いつものようにツイートもまとめておきました。
2016/5/25 #potatotips (iOS/Android開発Tips共有会) 第29回 - Togetter
以下はiOSに関する発表のメモになります。間違いなどあれば教えて下さい。
- WWDC初参加の方に送る 6つのおすすめな巡り方
- Bitriseを使っています
- Segue をもっと使いやすくするTips
- AppStoreで最新バージョン以外のアプリをダウンロードする話
- Introducing Anglerfish
- Swift Package Manager (SwiftPM, SPM)
- スタイルの一貫性を保つ
- 所感
WWDC初参加の方に送る 6つのおすすめな巡り方
mogmet さんによる発表です。WWDCに初めて参加する人向けに、おすすめの現地の巡り方を紹介されていました。
mogmet さんによると、WWDCの各セッションは1Fで視聴したほうがリアルタイムに英語の字幕を見ることができるため、セッションも聞き取りやすくなるそうです。これは参加した人にしかわからない情報なのでとても嬉しい情報ですね。他にもたくさんのTIPSを共有されていました!
- キーノート前日の朝までには到着しよう!
- キーノートに参加しよう!
- セッションは1Fで視聴しよう!
- ラボに張り付きましょう!
- 夜はパーティにでかけよう!
- 帰国後WWDC勉強会に出る
Bitriseを使っています
kurikazu さんによる発表。私も愛用している Bitrise についてのお話でした。
Bitrise は iOS, Android, Xamarin に対応したCIサービスです。無料枠もあります。GUIベースで「ワークフロー」と呼ばれる一連のステップ(git clone, pod install, Unit Test など)を追加していくのが特徴です。Slackなど色々なサービスにも対応しているそうです。
Apple の TestFlight にも対応していますが、Submit for Testflight
オプションには罠があり、yes
にするといきなりアップルにアプリがアップロードされるので注意が必要とのこと。
Segue をもっと使いやすくするTips
hirose_yudai さんによる発表です。Segueに関するお話でした。
Segueを使いやすくしてくれるライブラリとして ResourceKit というライブラリがあります。
これを使うことにより
- 補完が効く
- typoを防ぐことができる
- Replaceし忘れがなくなる
などのメリットがありますが、さらに便利な SegueAddition というライブラリがあります。
これによって
- 値渡しが楽になる
- より狭いスコープで完結する
- 循環参照しない
などのメリットが得られます。
さらに、ResourceKit と SegueAddition を併用することで更に便利になるそうです。詳しくはスライドをご覧ください。
AppStoreで最新バージョン以外のアプリをダウンロードする話
hikarusato さんによる発表です。AppStore からアプリをダウンロードする際のリクエストを書き換えて、過去のバージョンをダウンロードするという素晴らしいTipsでした!
あるとき、旧バージョンをビルドしようとしたら、古いXcodeと互換性がないためビルドできない!ということがあったそうです(開発者あるある)。そこで、AppStore から過去のバージョンをダウンロードしようと思ったのがきっかけなんだそうです。
用意するものは次の3つ:
AppStore には初回リリースからすべてのバージョンが保存されている(おそらく)ことも知らなかったので、非常に勉強になりました!
Introducing Anglerfish
dealforest さんによる発表。私も愛用している Xcode プラグイン Anglerfish の紹介でした。
GitHub - dealforest/Anglerfish: sort the recently used simulators
iOS シミュレータが増えてくると、プルダウンから選択するときにわけが分からなくなりますよね。それを解決してくれるのが Anglerfish です!シミュレータを使った順にソートしてくれます。
ちなみに Anglerfish という名前は「アンコウ」からきているそうです。
@dealforest 狙ったものをピックアップする感覚で アンコウ Anglerfish (Anglerは"釣り")https://t.co/meLe3Vh4X2
— にわタコ (@niwatako) 2016年5月18日
Swift Package Manager (SwiftPM, SPM)
神戸から参加された JPMartha さんの発表!Swift Package Manager のお話でした。
Swift Package Manager は CocoaPods や Carthage のように、ライブラリを管理するためのツールです。Apple純正の管理ツールであり、将来的にはXcodeに組み込まれるそうです。今回は Swift Package Manager の入門的な話と、Swift Package Managerを駆使したツールの話が中心でした。
懇親会でも色々と質問させて頂きました。Twitterで補足をいただき、ありがとうございます 🙇🏻
@koogawa 補足しますとここに書かれていることをふまえてお話しました。
— JPMartha (@JPMartha_jp) 2016年5月25日
・Swift 3.0 は Swift Package Manager を含む
・Swift 3.0 は将来の Xcode に搭載される
などhttps://t.co/tP27MQIp0T
ちなみに、JPMartha さんはニューヨークで開催されている Brooklyn swift developers に登壇されるそうです!
スタイルの一貫性を保つ
今回の主催である bitFlyer の hayashi331 さんによる発表です。
人間が行動するときにかかる負荷は「運動」「視覚」「認知」の3つだと言われているそうです。そして、運動よりも視覚よりも重い認知負荷を下げるのがもっとも重要なんだそうです。そのためにも「スタイルの一貫性を保つこと」が大事であり、今回は bitFlyer で作成している
- NSAttributedString + Builder
- UICatalog
について紹介されていました。
所感
今回は質疑応答ありのスタイル*1でしたが、時間通りに進んでいてタイムキーピングが素晴らしいと思いました。
ちなみに、bitFlyer さんは iOS エンジニアを大募集されているそうです!
よろしくお願いいたしますhttps://t.co/fcCU1tilKt#potatotips
— yomoapp(本人) (@yomoapp) 2016年5月25日